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資産運用初心者の株投資は資産運用をしっかりと!

資産運用方法の一つである株式での運用。株を経験したことのない人にとっては怖いものという印象がないでしょうか。しかし、株は本当に怖いのでしょうか?資産運用に興味のある方、そして株未経験者に、株の特徴を簡単解説します。

これから資産運用を始める人へ

ゼロ金利時代に突入!

バブルの時代は預金金利が高く、時によっては8パーセントもの利息がつきました。100万円を銀行に定期預金として預ければ、何と8万円もの利息がもらえたのです。しかし、時代は流れ、ゼロ金利時代に突入しました。

ゼロ金利とは、言葉通り、利息がまったくつかない、つまり「0」であることを意味します。日本のゼロ金利は、定期預金に0.05程度の利息がつくこともありますから、完全な0ではありません。しかし、限りなく0に近い金利でした。

銀行に定期預金を預けてもバブル時代のような利息はもらえず、かつては元金保証がなく、元金割れのリスクもあった運用方法が見直され、多くの人に「もっといい利息が欲しいなら、債権や株、投資信託の方がいいかも」と考え直されるようになりました。TVのCMでさかんに資産運用や金融商品の宣伝が流れるようになったのはそれからであったように思われます。

預金もお金を預ける、また、一定期間運用して利息をもらうという点では立派な資産運用です。ですが、今回は、預金以外の資産運用以外の、特に株式で運用するための基礎知識について解説したいと思います。

初心者は株を知ることが大切

株で資産運用するためには、何より基礎知識が重要です。反対に言えば、基礎知識がしっかりしていれば、それ以上の知識を覚えることは不要です。なぜなら、株を売り買いする時の手数料は証券会社ごとに異なりますし、世にある数千数万もの種類がある株式は、全て値段や条件が異なっているのです。

これだけの種類の株式について全て暗記する必要はありません。基礎知識がしっかりしていれば、各証券会社の案内を見るだけで理解できるようになりますし、どんな株式が自分に向いていて、株で運用するのはどういうことか、そのためにはどんな株が有用なのかを見極めることができるようになります。

株で資産運用をするとはどういうことなのか?どんなメリットとデメリットがあるのか?に焦点を絞り、運用1年生が知っておくべき知識を中心に書きます。既に株式運用を始めている人、株についてもっと知識を深めたい人は、ステップアップとして別の記事も読んでみてくださいね。

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マイナス金利と資産運用

先日、日銀からマイナス金利の発表がありました。資産運用について検討するためには、まずこのマイナス金利について理解しておかなければいけません。なぜなら、日本においては歴史的な大発表であったからです。

今まで日本はゼロ金利でした。いいえ、限りなくゼロに近い金利でした。プラス金利ですと、銀行にお金を預けると、その分利息がつきます。バブルの時代はまさに大プラス金利であったと言えるでしょう。しかし、ゼロ金利に変わり、お金を預けてもほとんど利息はつかなくなりました。ゼロ金利とは、「お金を預けても利息が0であること」を意味します。

ここで、少しだけ話がそれます。ところで、銀行は皆さんから預かったお金を「銀行の銀行」に預けていることはご存知でしょうか?

預かったお金は払い戻しや各種手続き、両替に備えていくらかは銀行内にあります。筆者は元行員ですが、銀行内部にある厳重な金庫をよく覚えています。内部にあるのは、札束の山です。一千万円の札束は相当重く、まるで鈍器だなあと常々思って仕事をしていました。しかし、そんな鈍器のような札束も、銀行の預り金の一部です。

銀行はほとんどのお金を銀行の銀行に預けて、私たちが定期預金の利息をもらうように、預けた分に銀行の銀行から利息をもらっています。私たちが銀行に定期預金をして利息をもらい、銀行は銀行の銀行に預かり金を預けて、まるで私たちの定期預金のように利息をもらっているわけです。

ここで話を金利に戻します。

マイナス金利って何だ?

日銀から発表されたマイナス金利。プラス金利は預金に利息がつき、ゼロ金利だとつかない。この知識があれば、マイナス金利が何かすぐに理解することができます。マイナス金利が何なのか簡単に説明すると、預金をしていると利息を払わなければならないということです。100万円預金していてマイナス金利が1パーセントなら、銀行側に定期預金として預けている人が1万円支払う。これがマイナス金利の基本的な理解です。預金者にとって不利どころかマイナスなのです。

しかし、ご安心ください。何も、私たち一般の預金者がお金を預けていれば金利を払うということとはちょっと意味が違います。各銀行は金利を下げるところや定期預金のキャンペーンを中止するところも出ていますが、依然、定期預金にはゼロには近いけれど金利がつくように設定されています。私たちが利息を銀行に払うということではありませんのでその点は安心して大丈夫です。

マイナス金利とは、銀行が銀行の銀行に預けている預金に対し利息を払えということです。私たちが定期預金をするように、銀行も銀行の銀行にお金を預けていました。その預けたお金に対し今までは利息をもらう側だったのに、マイナス金利だからその分払えというのです。

銀行側にとってはお金を預かれば預かるほど、銀行の銀行に預けるお金が増えてしまいます。ですから、なるべく預かりを増やしたくないというのが現状です。こんな時はローンがとても有利です。銀行側が預かりを増やしたくなくてお金を放出したい状況ですから、定期預金にも利息をあまりつけないようにし、ローンとしてお金を外に放出したいと考えます。

他の資産運用方法を考える

銀行がお金を預かりたくないので、金利を下げます。銀行の中には、定期預金の金利を普通預金なみに下げているところもあります。こんな時に考えなければいけないのは、他の金融商品での運用です。

株式での運用資金とは?

株式でお金を運用する場合、近い内に使い道が決まっているお金を預けるのは危険です。なぜなら、株価は値上がりと値下がりを繰り返すからです。近い内に家の頭金や学費にすると決めているお金は株式で運用せず、使途の決まっている期間によって定期預金か債権での運用を検討すると良いでしょう。

株式運用について

株の魅力の一つは何と言っても値上がりと値下がりを繰り返すところです。それも含めて、じっくりと株式運用の基礎とメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

ここまでで説明した金利のプラス、ゼロ、マイナスは、遺産運用全般に関わる大事な基礎知識です。プラスになれば預金に多くの利息がつきますから、金利の流れ、日銀の発表を、銀行に預けている、株式で運用している関係なく、注視する必要があります。

今はマイナスに傾いていますから、銀行に預けても利息は少なく、今後の状況によっては銀行の負担が増大することによって預金に手数料が付されるなどが考えられます。マイナスに傾いた局面では他の金融商品での運用を検討することも重要です。ただし、使途が決まっているお金は金利よりも保存を優先し、元金割れし難い定期預金などで運用するのが良いでしょう。10年後に使うお金などの、長期置いておけるお金は、日本国債での運用もお勧めです。

これを押さえれば怖くない!国内株式の基本と始め方まとめ|

少し余裕のある資金で預貯金以上のリターンを期待したい!!最近よく聞く株式投資。でもいざ株式投資を始めようと思っても、始め方が全く分からない…。そもそも国内株式ってどういうもの?証券会社を選ぶ基準は何?ここではそんな国内株式の始め方と基本についてお話します。

投資信託とは?

株式とは、「社員の地位」と定義されています。株と聞くと、どうにも抽象的な権利のように思われますが、記者の社員の椅子を買いやすいように分割して販売しているのが株式と考えるのが分かりやすいでしょう。社員といっても実際に会社で働くのではなく、「株を買う」、つまり「出資専門の社員」として会社に参加します。株式は社員の地位ですから、株主総会で会社の経営や戦略について発言できますし、会社が儲かるとボーナスならぬ配当金ももらえることがあります。

会社で働く人が給与をもらうお仕事専門の社員であるなら、株主はお金を出資する影の社員と言えます。社員だからこそ、株主総会で口出しできるわけです。預金や投資信託は社員の地位ではなく、純粋な「お金を預ける」「お金をプロに運用してもらう」ことですから、当然、銀行のやり方や運用会社のやり方に口出しはできませんよね。株式は社員の椅子を買うことなのだと覚えておきましょう。

投資信託のリスクを理解して賢く運用!証券会社選びもコレでOK|

銀行の低金利が続いている中、投資への注目度が高まっていますよね。株式投資やFXは難しいけれど、プロが運用をする投資信託に出資をするなら安心と考えている方はいませんか?投資信託も投資方法のひとつであるのでリスクがあります。リスクと対策を知って、お金の運用方法について考えるきっかけにすると良いかもしれませんね。また、投資信託を始めるにあたってオススメの証券会社もお伝えします!

株投資のメリットとは?

株は社員の地位です。社員としての椅子を出資者として買うわけですから、社員として会社の運営に口出しできます。この口出しは、株主総会や株主の権利、議決権として行使します。しかし、社員の地位と言われても、何となくもやもやしますよね。株式運用の魅力、そしてメリットと合わせて解説します。

まず、前提として、Aさんが10万円分のB社の株を購入したと仮定します。

キャピタルゲインで儲ける

10万円で購入した株は常に値動きします。8万円になった時に売却すれば2万円の損になり、12万円になった時に売却すれば2万円の利益になります。この値動きを利用して売却益を出すことこそが株の一番の魅力ではないでしょうか。そしてこの売却益のことを「キャピタルゲイン」と呼びます。

どうして株が値動きするのかというと、株が社員の地位だからです。B社が儲かれば、その分、B社に投資して社員の地位を手に入れた、経営に参加したいという人が増えますよね。B社の社員の地位の価値が向上すれば、その分B社の株が高くなりまるという仕組みです。需要と供給の関係とも言えますね。

配当があることも

会社の経営状況や株式の取り決めによっては、株を持っている人に配当金が出ます。配当金はその会社、そしてどれくらい株を多く持っているかで変わります。例えばB社が100株(10万円分)を所持している人に10円の配当金を出すと決めており、会社の経営も順調であれば、Aさんは配当金の出る時期に10円もらえることになります。配当金の時期までに買い足ししていれば、もっと配当金がもらえますね。

株という言葉で一括りにされていますが、株には色々な種類があります。中には議決権に制限を受ける代わりに配当を優遇してもらえる株もあります。株を購入する際には、その会社がどんな種類の株を発行しているか確認しておくことをお勧めします。

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会社に損失が出てもお咎めなし!

会社に損失が出れば、もし役員であるなら訴訟の対象になってしまうこともあります。しかし、株主として出資するのであれば株式以上の損失はなしです。10万円の株購入後にその会社が破綻したら、10万円の損失以上の責任を負うことはありません。

株主優待が色々!

株主だけに優待を渡している会社が多くあります。飲食会社であれば、そのお店の飲食割引券や株数に応じた無料優待券など、商品を作っている会社であれば、その会社の商品を優待としてもらえるなど、株主優待はとてもお得です。女性には嬉しい化粧品の優待やレジャーの優待もありますから、株を購入する人の中には、最終的な配当と売却値と優待でプラスになればそれでいい!という方もいます。

株投資のデメリットとは?

株の運用には魅力がありますが、デメリットも多くあります。安定した資産運用を望む人は、株式の特にデメリットを挙げて嫌うことも少なくありません。自分の手元にあるお金がどんなお金かをきちんと見極めた上で運用すれば大きなリスクを回避することにも繋がります。

株価の変動が激しい

株式はとても値動きの激しい金融商品です。東証一部に上場している株は比較的値動きの緩やかな安定したい株が多いのですが、新しく上場したばかりの株やIT企業系の株は値動きが激しいものが多くあります。一日に数十万円も値動きすることもあります。10万円で購入したB社株が一気に60万円になれば大儲けですが、100円になれば一気に紙クズになります。しかし、一時間後に20万円まで上がれば、やはり10万円の利益になります。株では、このくらいの値動きもあることです。

常に見ていなければいけない?

株は値動きし、一瞬でがらりと値段が変わることがあります。すると、売り時を見極めるためにずっと株価の動きをチェックしていなければいけません。中には一日中見張らず、タイミングよく売り買いする人もいますが、初心者にはなかなか難しいことです。

初心者が株を購入する場合は、いきなり高額を投資せず、比較的値動きし難い安定した株に狙いを定めるのが良いでしょう。有名企業の株などは、新興企業の株より値動きが緩やかな傾向があります。

取引手数料が発生する

株を売り買いする時には手数料が発生します。手数料は証券会社ごとに異なりますが、一般的にネット証券会社の方が割安です。株を売却する時は、株売却の手数料や口座手数料を引いても利益がでるかどうか考えて売却する必要があります。

手数料で見るネット証券会社の選び方|TOP3を大公開|

株式の売買にかかる手数料はネット証券がとても安いです。ただ、手数料が安いといっても価格帯別で手数料が変わってきますので、自身の取引スタイル・価格帯に合った手数料の証券会社を選ぶのがポイントです。その辺を踏まえたうえでの各社手数料をご紹介します。

会社破綻や取引停止のリスク

株式を購入しても、あおの会社の破綻により株が意味をなさなくなることがあります。株式として投資した額以上の責任を取る必要はありませんが、投資した10万円がゼロになるわけですから、痛いといえばかなり痛いと言えるのではないでしょうか。この他に、その株式に取り引きの制限がつけられてしまうこともあります。

初心者におすすめ!株投資の勉強法

本で株についての知識を深めておく

株投資を実際に行う前には、先ほどご紹介したメリットやデメリットのほか、どのような仕組みになっているのかなどの全体像を勉強することから始めましょう。まずは、イメージをつかむことが大切。インターネットで検索するのもおすすめですが、情報量が多いために、そこから精査するのも大変ですよね。

本も同じようなことが言えるかもしれませんが、インターネットでやみくもに検索するより効率的に学ぶことができます。ネットで本を買うより、実際に本屋さんへ出向き内容を確認するのがおすすめです。口コミは参考になりますが、決め手としては弱いですよね。ある程度口コミを確認して実際の内容を確認すると良いでしょう。

情報収集について知っておく!○○を読もう

株投資は情報が大事。株式は会社の動向・業績などで大きく変わります。しかし、初心者にとっては「会社の業績といわれても…」と思いますよね。そこで多くの人がすすめているのが「会社四季報」を読むことです。投資家の人たちも読まれていて、会社四季報の内容によって、株価が変わることもあるとか。

会社四季報は年に4回発行されています。会社の基本情報から業績、財務状況、株式に関することなどが掲載されていて、株投資を行う人にとって有益な情報が多くのっている出版物です。業界の担当者が行う独自取材と分析により、業界予測を行っています。経営者の株主比率も重要なポイントとのことです。会社の状態をわかっている人が、多くの株を保持している場合、投資家たちは安心して株を購入するということです。

会社四季報 | 東洋経済

参照元:東洋経済新報社(2016年11月時点、著者調べ)

失敗パターンを知っておく

「コツコツドカン」。これは、比較的リスクのある投資を行ったことのある人なら、聞いたことのある用語だと思います。株やFX(外国為替証拠金取引)でよくある失敗のことです。少しずつコツコツと積み重ねた利益を一気にドカンと大損してしまうことを指しています。「利小損大」ともいわれ、利益は小さく、損失は大きいということです。

人は損失が出ている場合には、すぐに戻ってくるだろう、などという思いからなかなか手放さすことができないとのこと。逆に、利益がでると、少ない利益でも確実に欲しいと思うようになり、早々に手放すということが起きるようです。このようなパターンを繰り返していくと、資金はどんどん減っていくことになりますよね。コツコツドカンを防ぐためには、一概にはいえませんが、利益と損失の割合を同じにするという方法があるとのことです。

失敗例を多くみていくと、メンタル面での失敗が多くあることがわかります。先ほどの失敗も、損失を早くに認めたくないばかりにズルズルと行き結果大損してしまうというもの。このような状態になる、という失敗談を多く知っておくことで、しっかりと計画立てて投資を行うことができるのだと思います。

株投資の始め方

株は証券会社を通じて売り買いします。証券会社の口座を開設しなければ売り買いできないので注意しましょう。口座開設さえすれば、最近はPCやスマートフォンでの簡単操作で株の売り買いもできるお手軽な証券会社の多数あります。

中には株式運用に際して専門のコンサルタントがついてくれる会社もあります。そうした会社は売り買いの手数料が多少高めですが、所持している株が高値をつけており利益が出る局面で「今売ると〇十万円の利益が出ますよ。どうなさいます?」と電話で即座に教えてくれたり、自分が欲しい株が値下がりしている局面で「安いです、買い時ですね。どうなさいます?」と、こちらも即座に電話連絡をくれたりします。

それぞれの証券会社で売り買いの手数料が安い、知識豊かなコンサルタントが多く、専属で補佐をしてくれるなどの特徴がありますから、よくその証券会社の口コミやホームページを見て確認するのが良いでしょう。ちなみに、株を単体で持つのがちょっと……という方は、株が含まれた投資信託として所持する方法もあります。

資産運用の基礎!今日から始められる7つの簡単運用術と勉強法|

参照元:(2016年2月、著者調べ)

まずは投資スタイルを決めよう!

最初に決めておきたいのが「自分の投資スタイル」です。投資スタイルは「短期」「中期」「長期」に分けられます。それぞれどのような投資スタイルなのか、見ていきましょう。

■短期投資:デイトレーダー・スイングトレード
デイトレーダーは、その日のうちに買う売りを繰り返して、少しずつ利益を得る投資スタイルです。少しの動きも見逃さないようにするために、日中はずっと相場をみていなくてはなりません。会社員などの人には向いていないスタイルといますね。スイングトレードは、数日間または数週間で売買する投資スタイルです。

■中期投資:数カ月から1、2年程の期間で株を保有して売買する投資スタイルです。短期に比べてゆとりを持って株を保持できます。配当金や株主優待を得るといったメリットがあります。

■長期投資:数年から十数年、さらにもっと長く持ち続ける投資スタイルです。少しの動きに動じないタイプの人向きといえます。配当金狙いで長く保有する投資を選ぶ人もいます。中期投資と同様に、毎日相場の確認をする必要がなく、じっくりと運用しいくスタイルです。

※初心者は中期投資または、長期投資が良いとされています。

長期投資に向いていない株を選んでいませんか?株式投資のいろは|

投資家の中には、デイトレーダーと呼ばれ、短期的に投機を繰り返す人もいれば、一旦投資した株を長期間保有する長期投資家もいます。デイトレーダーと長期投資をする投資家とは何が違うのでしょうか?長期投資のメリットデメリットからひも解いてみましょう。

投資資金はいくらが妥当?

株は高いというイメージがあるかと思いますよね。しかし、実は一株あたりはすべてが高いわけではありません。一株数十円といった株さえあります。ただし、株には単元株数というものがあり、何株から購入できるのか、ということが決まっています。

仮に一株100円であっても、単元株数が100株ならば、100×100=10,000円必要となります。実際には、魅力的な株がこのような低価で売られていることはないと思います。しかし、初心者が株投資を始めるにあたっては、少額から始めて、株取引について学ぶ機会にするのは良いと思います。

NISAを活用する!

証券会社に口座開設をする時は、NISA口座での開設がお勧めです。

NISAとは非課税口座のことです。株の売買で利益がでると課税対象になります。しかし、NISA口座で売り買いすれば一定額まで非課税になります。NISAは全ての金融機関の中で、ここぞと思える会社に一つだけ開設できますので、自分の良いと思える金融機関に降雪するのが良いでしょう。

株や投資信託、債券で運用したい、金融商品を積極的に購入したいという方は証券会社での開設がお勧めです。対し、定期預金中心でちょっとだけ投資信託、株はしないという方は銀行で開設する方が良いでしょう。株は値上がり時に売却すると利益がかなり大きいこともありますから、NISAを活用するのにうってつけです。

NISA口座はどこで開く?【失敗しない金融機関の選び方】|

銀行や証券会社で勧誘されたNISA(ニーサ)口座の開設。「そろそろはじめてみようかしら...」と思っている方はいませんか?実際にNISA口座を開く時にどこの金融機関を選ぶか悩んでいる人は多いようです。同じNISA口座でも選ぶ金融機関によって買える商品は異なります。口座を開いてから後悔しないよう、NISAを始める金融機関をどう選べばよいか一緒に勉強していきましょう。

株は形がない?

口座を開設し、いざ株式を購入しても、手元に株券が届くわけではありません。株は電子システム上で保管されます。売買の履歴は見ることができますし、株式を取引した証明書を発行してもらうこともできますが、株券が手元に届くわけではないことに注意しましょう。銀行のように通帳に記載されるわけでもありません。

少額からも買える!

株は少額からも購入可能です。毎月一定の少額で株式の買い付けを行う方法もあります。一気に一つの銘柄を購入するのではなく、こうやって少しずつ投資する方法もありますから、株に興味はあるけれどリスクが怖いという方はこういった方法で少しずつ慣れてみてはいかがでしょうか。

投資方法を学ぶ

少額投資をするならミニ株

ミニ株とは、1株から取引が可能な株です。株は、一株あたりの株価が高いのではなく、単元株数が必要となるために高額となることは先ほど説明しました。初心者にとって、いきなり高額となる株を購入するということは難しく、躊躇してしまいますよね。

ミニ株は、証券会社によって、1株から買えるようにしてある株です。全ての証券会社でミニ株を行っているわけではないので、まずは証券会社選びから行います。ミニ株は証券会社ごとに呼び名が異なり、ワン株、S株、プチ株などと呼ばれています。

手数料や各種サービスは、会社によって違っているので、自分に合うと思う証券会社の選択が必要です。株投資を行うメリットである配当金は、ミニ株であっても、株保有割合によって受けとることが可能な場合が多くあります。さらにもう一つのメリットである、株主優待については、単元株数となることが条件ということがほとんどです。

るいとうで積み立て投資

るいとうは、毎月決まった日にちに同額を支払うことで、株の購入ができることです。株式累積投資といい、一度にまとまった現金を必要としないで株投資が行えます。初心者にも負担の少ない取引といえます。証券会社によって銘柄が違い、配当金や株主優待についてもミニ株と同様です。

決まった日に同額で取引を自動的に行うので、購入のタイミングがわからない初心者も行いやすい特徴があります。さらにドルコスト平均法で、株の取得額が平均して低くなるというメリットがあります。

※ドルコスト平均法:一定の金額で購入することで株価の安い時には多く高い時には少なくなり、結果的に単価が低くなること

バリュー株投資って何?

バリュー投資は、割安株投資ともいわれ、実際よりも低い金額となっている株を購入して、平常時まで待つという投資方法です。あまり目立たないけど、なんらかの影響で低くなってしまっているという株を狙う投資ですね。

実際に行うには、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などを知っておく必要があります。PERは、物価収益率といい、「株の割安感」を知ることができます。PERが低ければ割安感があるということです。式は以下の通りです。
■PER=時価総額÷純利益

PBRは、株価純資産倍率のことです。純資産に対してどのくらいの倍率で買われているのかを示しています。PERと同様に「株の割安感」をはかることができます。株主は、会社が解散した時に純資産から分配してもらえます。PERが1ということは、解散した時には投じた資産が戻ってくるということです。会社の資産や財務体質がわかる指標とされています。
■PER=株価÷株主資本(1株あたり)

1株当たり利益に対し、株価が何倍まで買われているかを表したのが株価収益率(Price Earnings Ratio)です。
出典: www.jsda.or.jp

野村證券 | PER(証券用語解説集)

参照元:野村證券(2016年11月時点、著者調べ)

【バリュー投資】世界一の投資家も実践している!?話題の投資方法とは|

一言に投資といっても様々な投資方法があります。配当が高い株を狙う方法、IPOしたばかりの株を狙う方法、その他にも投資家の数だけ方法があるといっていいでしょう。今回はそんな投資方法の中でもバリュー投資という投資方法をご紹介します。世界一の投資家として知られるウォーレンバフェットも実践するバリュー投資、是非理解していってください!

安さが魅力の低位株

「低位株」は、安い株価のことを指します。たんに安い値段の株式ということですね。1株数十円〜200円以内とのことです。安いということは値上げ幅が広いということになりますので、他の株に比べて値上がりしやすいということです。ただ、全ての安い株を購入することは避けた方がよいでしょう。株価は企業の業績などによって上下するので、安いが当然と思われる株への注意が必要です。

低位株がいつのタイミングで上昇するのかを見極めるのは、難しく、どの程度まで上昇するかをデータなどから分析していきます。チャートなどを見る目が必要とされています。

どんどん伸びてく成長株

成長株とは、どんどん値を上げていく株式のことです。株価が10倍にもなる場合もあり、それらを購入することが資産を大きく増やすことにも繋がります。どれが成長株を見極めるためには、情報とチャートの確認が必要です。

情報とは、その企業の業績が上昇傾向にあるかどうか、業界がどのような注目をあびているのかを知ること。新聞を毎日読むことや、インターネットで最新の情報をつかむことが大切ですね。チャートの確認では、過去の株価を動きチェックし、以前はどのような動きをしていたのかを確認することが必要です。

もの凄くお得な「新規公開株」!

株式の中には、儲かる可能性がかなり高い「新規公開株」というものがあります。市場に出回っている株式は中古品ですが、この新規公開株は新しく発売になる株式です。

発売時、定価が10万円だったとします。しかし、新規公開株の取り引きが始まると、定価からぐんと値が上がることが多いのです。つまり、この新規公開株を定価で購入しておけば、取引開始と共に一気に儲けることができるのです。筆者の経験上、新規公開株は本当にぐんと値上がりします。

しかし、値上がりする可能性がかなり高い、つまり儲かる確率が高い株であることから、皆が欲しがります。ほとんどの証券会社は口座を開設しているお客さんの中から欲しい人を募り、抽選によって決定します。新規公開株の募集告知を見たら、挑戦してみてはいかがでしょう。

新規株で有利な証券会社は?オススメ3社を大公開!

最後に

株を運用する上での基礎知識について説明しました。株は値動きが激しい金融商品ですから、一年後に車の頭金になるなど、使途が決まっているお金の運用には向きません。そもそも株の醍醐味は値上がり時に売り払って利益を得ることですから、100万円は100万円のままがいいという方は慎重に検討した方が良いでしょう。

株の第一の魅力は売却益ですが、株主優待が賑わっている今、魅力はそれだけにとどまりません。今回は基礎の基礎について解説しましたが、この基礎を踏まえて、色々な証券会社のホームページや、人気のある株の口コミなどを見てみてください。株だけでなく、資産運用の知識自体が深まること間違いなしです。

公開日:
最終更新日:2017/01/25